安保関連法案 いますぐ廃案に ~8.30国会包囲~

8月30日、国会とその周辺は、安倍政権にNO!を突きつける人たちであふれた。
最高裁~国会~日比谷まで、途切れることのない人々で埋め尽くされ、メインステージだけではなく、あらゆるところでいろんな立場の人がマイクを握り、自らの言葉で語っていた。
コール&レスポンスでは、子ども、若者、お年寄りが一緒になって声をあげた。
その数は、雨にもかかわらず目標とした10万を超え、12万人にものぼり、全国では350もの集会・デモが催行された。

これは、世代を超えて、戦争をできる国にしてはならない、集団的自衛権はいらない、という人々の声が結集したものであり、また、憲法の縛りを受ける立場の者が、憲法違反である法案を強行に通そうとする法治国家ではありえない立憲主義を無視したアベ政治に対する怒りが結集したものといえる。民主主義を安倍政権から守ろうとする多くの人々の切実な行動だったのだ。

この動きは、隣国の中国、韓国だけでなく、BBC、CNNなどの海外メディアでトップニュースとして報道された。なかでも、ドイツの公共放送は、安保関連法案を「戦闘に参加させる法案」と解説し、「平和主義からの決別に市民が反対している」と的確に報道していた。

主権者である国民のこれだけの意思を無視して、参議院でも強行に採決するならば、もはや日本は独裁国家とかわりがない。海外からもこれらの動きはしっかりとみられている。

歴史に禍根を残す安保法案は、今すぐ廃案にすべきだ。

各地域の生活者ネットワークも大勢参加