国政に「市民の議席」獲得ならず
7月10日の投開票の参議院選挙において、生活者ネットが推薦していた大河原まさこさんは、議席獲得には至りませんでした。
国政にも生活者・市民の視点に立った人が必要!と、組織を持たない候補が、地域で暮らすさまざまな人に語りかけながら、1票を積み上げる選挙は厳しい選挙でした。
しかし、そうであるならばなおさら、組織や利益を代表する人でない、「市民」を代表する人が必要なのだと、敗れてなおその思いを強くします。
東京選挙区においては、推薦していた小川敏夫さんが当選し、野党が半分の議席を確保できましたが、戦後4番目の低投票率の中、改憲勢力に2/3の議席を渡すこととなりました。
今後の日本を左右する大事な選挙と言われながら、多くの人が投票に行かなかったということ、選挙後の調査で「2/3」の意味を知らないという人が多かったということ、アベノミクスによる格差の犠牲となる若者が「知ってる」というだけで自民に投票したなど、多くの現実を重く受け止めています。
しかし、この間、地域で直接話しをしながら、いろいろな意見をいただいたことは、これからの活動の糧になります。また、安全保障関連法や憲法改正には、大勢の人が危惧を抱いています。
今後も、憲法改正に向けた動きや人々の暮らしを犠牲にするような政策に対峙し、あきらめることなく生活者の視点で活動していきます。