豊洲問題 食の安全を最優先に

生活者ネットワークが築地市場の移転問題に関し、何よりも重んじる判断上の基準は「食の安全・安心」にほかならないという主張をしてきました。特に土壌汚染対策に対しては厳しい姿勢で臨んできました。

都議会生活者ネットからの報告です。

〇都議会生活者ネットの視察
都議会生活者ネットワーク 豊洲を視察

〇小池知事記者会見(9月30日)の盛り土問題調査結果の報告を受けて
豊洲の環境対策は食の安心・安全を最優先に

【過去の生活者ネットの取組】
2012年12月
深刻さを増す豊洲土壌汚染問題 都は「移転ありき」を改めよ

2010年10月
築地市場問題 豊洲移転予算執行に抗議します

2009年6月
どうする?! 築地市場移転問題

築地市場 豊洲移転に反対

<これまでの経緯と生活者ネットの対応>

  • 豊洲新市場整備計画は石原都知事時代から。土壌汚染の判明後も、汚染対策の徹底を条件に進められた。
  • ネットは、豊洲の土壌汚染の判明後の2008年、食の安全を第一義に、築地も環境的問題を抱えていたことから、晴海をその候補にと議会で提案。
  • 2009年の都議選後、見直し機運が高まる。翌年第1回都議会定例会で、市場会計予算は築地現地再整備を再検討するという付帯決議を付けかろうじて可決(ネットは豊洲移転の予算に反対)。その後、現地再整備案は合意に至らず。
  • 2011年3月予算特別委員会は、1票差で予算が可決。ネットは、豊洲の土地取得費も含む市場会計予算に反対、特別委員会の継続を主張(ネットは、その後も2012年、2013年市場会計予算に反対)。この予算には、多大な金を投じても環境対策を十分行うとの方針も含まれており、東京ガス工場創業時の地盤より下2mの土を入れ替え、その上に2.5mの盛り土を施すという提言(専門家会議報告書2008年7月)通りに進めることとされた。技術会議も設けられ(同年8月)、技術・工法の選択とその実行・完了を確認するという、それまでにない画期的な方法で対策がなされたはずであった(2014年11月、技術会議に対しても、汚染対策工事が完了した旨報告された)。