2019迎春 ~ ごみ と マグロ と 市民自治 ~
あけましておめでとうございます。
今年は、西東京に、生活者ネットができて35年の節目の年です。
設立の経緯をおさらいすると・・・
1973年のオイルショックで、目の前から紙類が消えた時、「(支部のニュースや連絡を伝えるための)紙がない~!」となって、それをきっかけに、ビン・缶・紙が資源であり、お金になるって気づいた組合員たちが、ボランティアでそれらを回収。そしてリサイクルにまわすことにした。
次に、「ゴミ」として処理してもらうのではなく、「分ければいい!」ってことに気づいて、市にそれを要望。でも、それが受け入れられなくて、今度は、「じゃ、議会に私たちの声を届ける人(代理人)を送ろう」となった。
それが、このまちでの生活者ネットワークの始まりでした。
(30周年イベントの時の寸劇がYouTubeでご覧になれます。「それはごみ問題から始まった」で検索。ぶっつけ本番の度胸ある人たちの演技をお楽しみください♥)
まったく、思いついたら行動する、動いてなきゃ死んじゃうマグロのような人たちが、市民自治を実践してきたのが生活者ネットだったりするのかもしれません。
ところで、オイルショックはなぜ起きたか? 第四次中東戦争によってオイルが急騰したことが原因でした。
昨年、『君たちはどう生きるか』がベストセラーになりましたが、この本も、世界の動きと自分の生活が密接につながっていることを、主人公の少年が悟る場面があります。
わたしたちの生活は世界とつながっているし、生活と政治はつながっています。
だから…「政治は、生活をよくするための道具。」なのですね~。
昨年末は、西東京の市議選でしたが、選挙をしながら、「明日の生活どうしようか」って人と人が対話することが政治だなぁって再認識し、そして、選挙は対話のきっかけであり、人と出会うチャンスなのだ!って、あらためて思いました。
その選挙戦のさなか、電話がけをしていると、安倍政権への憤りを口にされる方が多く、思わず意気投合という場面が何度かありました。
安倍政権下の6年の間に、どれだけ民主主義がないがしろにされてきたか。強行採決の数々、公文書改ざん、忖度政治、そして立憲主義の破壊。
西東京では、年末に市議選が終わってしまいましたが、4月には統一地方選があり、夏には、参議院選挙があります。
これ以上、民主主義がないがしろにされないように、参議院での野党躍進の実現を、生活者ネットとしても促進していきたいと考えます。
ところで、生活者ネットは、議員を議会に送り出し、生活者の声を議会に送るのと同時に、議員報酬として得たお金を「市民の活動(市民への情報提供含む)に使います」とお約束しています。
「こんな活動やってみたい!」というものがあれば、ぜひ、一緒に活動しませんか?
国政を変えるのも、世界の動きを変えるのも、まず地域から!
―35周年を迎える年の初めに寄せて―