9月議会で民主主義ってなんだろうと思うことがありました。
あっという間に11月になってしまいました。
10月は行事がいっぱいでもう超絶忙しい。
そこで、気がかりではありながらも、ここが疎かになってしまい、申し訳ない。
政治団体で、こう言うのはよくないですね。とにかく、できることをやっていきます。
9月議会で民主主義ってなんだろうと思うことがありました。
教育委員会から議会に報告文書が出され、その文書に「なお。自民党、公明党の方々には事前に説明の際にお配りしております」とあった。これが一つ目。
おかしいですよね。なぜ自公だけに説明したのか。さらにこの文書にはたくさんハンコが押してあって、このおかしさに誰も気がつかなかったのでしょうか。
二つ目は、このことについて話し合おうとしたとき、与党議員と野党議員の発言の取り扱いに差があり、そのことが予算委員会委員長の「裁量権」であるとされたこと。
これもおかしい。議会運営はルールに基づいてなされるべきです。与野党の議員で差をつけるのが「裁量権」というのはどういうことでしょう。
三つ目が、以上全体の流れに対して本会議において議長に不信任案が提出され、その内容について意見の違いは「見解の相違」とされ、十分な議論がなされないまま採決されたこと。
いよいよおかしい。ここでも議長の裁量権が顔を出す。議会規則中の「討論に付し」というのは「べき規定ではないので幅がある」とはなんということでしょう。
民主主義というのは多数決で物事を決めることではありません。
共通の知識や問題関心の上に立って討議することにより合意を生みだしていくことです。
ここでいう共通の知識というのは、きちんとした事実です。
今回の場合、ある会派には説明し、そうでない会派もあるというのは「共通」とは言えません。
問題関心とは、市民の生活の向上や安心安全です。決して会派同士の勢力争いではありません。
真摯な議論がなされるにはどうすればいいのか。
議長不信任案が提出された議会で、傍聴席には午前が二人、午後一人。
傍聴はネットでするのが当たり前になったからでしょうか。
便利な時代です。
でも、それでは市議会議員はお互いしか見なくなってしまいます。
市民が議会を見ていることを、もっと議員に伝えなくては。