市民政治のバトンをつなげて~誰かにまかせて文句だけ言う市民にはなりたくない~ 6代目代理人森下典子さん

シリーズ【市民政治のバトンをつなげて】次は6代目代理人森下典子さんです。

1,代理人(市議会議員)になったきっかけは?

ー今思えば、1984年年生活クラブに加入して、「自分で考えて引き受ける」魅力的な主婦達と出会ったことかな。緑の調査やバリアフリーチェックなど、生活者ネットワークのフィールドワークも面白くて。誰かにまかせて文句だけ言う市民にはなりたくなかった。

2,代理人(市議会議員)時代の思い出は?

ー1番印象深かったのが、絶対に無いと思っていた田無市との合併(森下さんは、保谷市の議員でした)。生活クラブの組合員やネット会員、市民向けに緊急のアンケートを実施して、それをもとに議会質問しました。それが、その後の行政が実施する「合併の是非を問う市民投票(市民意向調査)」につながったのです。合併後、両市の条例をすり合わせて統合する手続きのどさくさで、保谷市民が直接請求で獲得したリサイクル条例の「市民の申し出制度」に係る条文が消されてしまったのは、悔いの残る結果でした。

3,現在は、どんなことをやっていますか?

ー今から23年前、市議選の出陣式で「森下のりこと共に、みんなで『いい女』になろう」とスピーチした人がいてね。私は、その時に泣いてしまって、そこから「森下のりこと泣く会」が発足しました。2期8年の議員活動を卒業した直後から現在まで、「NPOプラス・ド・西東京」の事務局長をしています。人と人をつなぐ活動にチャレンジする毎日です。「NPOプラス・ド・西東京」の理事長は、「森下のりことともに、みんなで『いい女』になろう」とスピーチした人物。理事長は、間違いなく『いい女』ですよ。さぁて、私はどうかな?(笑)

 

スレンダーでおしゃれで、そして雨オンナの6代目代理人(市議会議員)森下典子さん。

保谷市と田無市の合併時代に代理人だった森下さん。苦労も多かったと思います。「任せて文句をたれるのではなく、引き受けて考える社会へ」という社会学者の宮台真司さんの言葉を使う森下さん。都立大学で何者かに切り付けられた事件が11月の終わりにあったばかりで、宮台真司さんに心を寄せていたところでした。

今も、人と人をつなぐ仕事をしている森下さんは充分に魅力的な「いい女」ですよね。パスレルのカフェに行くと、皆さんもきっと会うことができますよ!