市民立の地産地消エネルギーを西東京でも

7月12日、NPO法人こだいらソーラーを見に行きました。

屋根の上に太陽光パネル

こだいらソーラーは、3.11をきっかけに、エネルギーシフトの重要性に目覚めた市民が、「市民が力を合わせて、地球温暖化防止、再生可能エネルギーの普及やエネルギーの地産地消を実現することをめざし、実践・啓発活動を行いながら、持続可能な社会づくりに寄与すること」を目的に発足したNPOです。

こだいらソーラー市民発電所第1号は、もともと市民活動などに理解のある会社のオーナーが場所を提供してくれることになり、場所を探し始めてすぐに設置でき2013年3月から稼働しています。過去30年間の日射量をもと

左から後藤ゆう子、ひとりおいて、かとう涼子

に試算した計画を大きく上回る発電量、売電収入となったそうです。

当日の電力需給

設置資金をどう捻出するかが大きな壁だったそうですが、最終的に疑似私募債を導入することで対処。5万円コース(5年後一括返済、単利0.4%)、10万円コース(10年後一括返済、単利0.8%)を設定して資金を調達したそうです。

今後市民がファンドを集めやすくするために、「市民ファンド規制案に対する反対意見提出のお願い」を市民電力連絡会から国に提出したとのこと。

現在、第2号、第3号の設置をめざしているとのことですが、設置場所の提供者を探すことが困難のようです。

小平市は、大学、幼稚園、保育園、介護施設などに働きかけるときの仲介手紙を書いてくれる、東京都にはマッチング制度ある、とうことではありますが、なかなか成約することが難しく、大きな課題だと思いました。

課題があることはわかりましたが、市民力で地産地消のエネルギーをつくりだすことを西東京でも模索していきたいと思います。