先月、東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長の渥美由喜さんのワークライフバランスの講演を聞きました。渥美さんは、1年半前、育児休業をとり、復帰後も保育所の送迎をされています。また15年前から「愛すべき西東京」とおっしゃる市内の公園で、「子ども会」のボランティア活動をライフワークに地域で活動もされています。
ワークライフバランス(WLB)の苦労もメリットも体験され、「男性こそ育児休業を!」とも提案されています、、ワークとライフの2者択一でなく、ワークの土台がライフで、そのバランスで相乗効果があり、地域への調和をももたらすという話でした。そのWLBの3要素は、①実務面だは業務をオープンにして ②意識面ではお互いさま ③相手の時間への敬意をもつ。そしてWLBに取組むと、自分の時間が大切になるのみならず、相手の時間も意識し、職場に思いやりが広がり、地域へと全体化され住民意識もかわり、変化する可能性もあるということです。
しかしながら、景気低迷下にあり企業はかなり厳しい現状。だからこそ、目の前の問題の根本にある課題を明確にし、それに応じた対応策をとるべきですが、現実は、悪循環。
WLBには 即効性は低いかもしれないが、①いい人をひきつける、②頑張る気持になる ③効率的な組織になる。という効果もあり、やればやるほど効果的ということも実例で紹介がありました。経営トップのコミットメントも大事なポイント。(介護ホラーや熟年離婚ホラーは自分自身のこととして気付く事が出来て有効のようです。)
では、いかにしてWLBの視点に気づいていくのか・・・どう自治体施策へ反映していくのか・・・
西東京市第2次男女平等参画推進計画には「“働く場”で実践する男女平等」の領域のところの取り組みの方向性に「ワークライフバランスの実現」とありました。具体的な施策の点検をしていきます!
WLBは、豊かに暮らし続けるためにはとても大事なことだと考えます、WLBお薦めです!。