私たちが見学させていただいた、蕪城小学校は2006年開校は2700平方メートルの敷地に2階建校舎。芝生のグランド・・・豊かな自然の中に豊かに建築された人気の学校のようです。校舎に入ると、木質系の内装になっていて、太陽の光、風、緑を感じられ、子どもたちが一日の大半を過ごすにやさしい建物です。
学校の中央に位置しているメディアホールと呼ばれる図書室。児童は、玄関からここを通って教室に行く構造になっています。太陽の光もサンサンと入ってきます。メディアホールから緑さわやかな中庭にも出られるようになっています。そして風通しの良い開架図書が、まるで子どもたちに話しかけるようです。
見学中も、学校帰りの子どもたちが、寄り道するように、とても自然に、ふらっと、このメディアホールに入っていき、本を手に取っています。とても、いい感じです。広い階段に座って本を読むこともできます。学年ごとに、子どもたちが読んだ本の感想とその本が置いてあったり、低学年用に、のんびりと本を読めるようなスペースもあります。週2回の朝読書の時間、読書感想カードの活用、パソコンと連動した調べ学習の展開、ボランティアや子どもによる読み聞かせ、子どもの図書委員会の活動など「学校図書館の充実」が図られていました。
西東京市でも、子どもたちが本を通じて豊かな学校生活が過ごせるよう、具体的な提案をしていきたいと強く思いました。