災害時の外国人支援・・・災害の起こる前に出来ることから始めていく・・・

外国人支援ボランティア養成講座の公開講座「災害時の外国人支援」に参加しました。
講師のNPO多文化共生センター東京の事務局長 田中阿貴さんは、中越沖地震などでの外国人支援のボランティア活動経験者。災害時に「外国人がルールを守らない」というトラブルは必ず起こっているそうです。日本人にとっては当たり前の事なので、あえて注意がされていなかったり、注意がされていても日本語のみで、多言語での注意がされず、外国人に伝わっていないが故に起こってしまうそうです。つまりは誤解から生じるトラブル。でも、些細なこととそのままにしていると大きな問題につながります。
それは、災害時に限りません。田中さんのお話を聞いた後、参加者で話し合いをしました。そもそも自分たちが防災情報を知らなかったという意見もありましたし、行政、外国人、ボランティアそれぞれが、災害が起こる前に出来ることを始めよう!という確認もできました。
そして、日常的に地域で関係性を築くことは重要、でも、それも外国人に限らず言えること。
今年度9月頃から、行政は、災害時要援護者の把握を始めます。
私は、これを機会に地域で広く説明会を開催するように6月議会でも提案しました。行政は、昨年防災マップを全戸配布したり、4ヶ国語の防災のてびきも作成しています。でも伝わっていないのが現実です。市民も積極的に情報を入手する必要もありますが、これまでと同じ方法で配布をしたのみでは伝わっていない現実に対して、対処が必要です。ごみの3事業がスタートした時のように、より多くの市民が参加できる説明会を積極的に行うべきだと改めて実感しました。
また、災害弱者である外国人支援についても多言語での情報提供をすすめるように提案してきました。幸い、FM西東京の方が取材に来られていました。災害情報は、FM西東京から情報を入手できるということを外国人も含めた市民が周知していくことも必要です。

写真は講師の田中さん