‐個人的なことは政治的なこと‐ウェブでつなぐ女たち

動き出したWAN(ウィメンズ アクション ネットワーク)東京集会

20日 東京大学文学部法文2号館で行われたWAN東京集会に参加しました。
集会の前半、上野千鶴子(東京大学大学院教授、WAN理事)さんの講演は、まず女性運動の歴史「女から女たちへ」、その流れでWANができるまでの背景とWANが女性のための情報を提供し、女性が分野や世代を超えてつながる場を目指していることを一気にウイットに富んで話された。きっかけになったのが、橋本大阪府知事が行政改革の一環で、大阪府立男女共同参画・青少年センター「ドーンセンター」の廃止を検討したこと。全国各地の女性センターで予算削減や規模縮小の動き。行き過ぎたジェンダーフリーへの是正などを掲げるバックラッシュが更に女性運動を直撃し地域の活動継続へまで影響をしていったこと。私は初めて知ることばかりだった・・・・・
後半では、上野千鶴子さん、牟田和江さん(大阪大学教員、WAN理事長)、寺町みどりさん(女性を議員に 無党派・市民派ネットワーク、P-WANプロジェクト)、野村羊子さん(三鷹市議、全国フェミニスト議員連盟)、大塚恵美子さん(東村山市議、東京生活者ネットワーク)、熱田敬子(博士課程大学院生、WANブックストアイチオシ隊)らのトーク&トーク「個人的なことは政治的なこと」でした。
熱田さんが日常生活の中には、無数の政治的なことがある。また、個人的な問題には社会的、政治的に解決できることがあると話されたことには大いに共感。そうそう、そうなのよ!だから生活課題を実感している市民が代理人として議会に出しているのが生活者ネットワーク。
だけど・・・・多くのひとには伝わっていないと都議選を経て実感したところ。解決の要がウェブなんだろうと思っていたところだったのでタイムリーな集会だった。
早速WANをお気に入りに追加しました。
板垣洋子