西東京市の水道水の水はどこから…?

生活者ネットのすすめる水循環のあるまちづくり

小学校の井戸
小学校の井戸
23日に行ったヤッ場ダムの学習会で、西東京の水事情について、話しました。
西東京市は東村山浄水場区域で、主に荒川の水と利根川水系となっています。そして、川の水だけではなく、井戸の水がブレンドされています。
市内3か所ある浄水所の昨年度の実績は以下のとおりです。
芝久保浄水所 24%(井戸水源 7本)
栄町浄水所 33%( 〃   4本)
保谷浄水所 22%( 〃   8本)
東京都の水道局によると東京都の水源はほとんどが河川水で、地下水の比率は0.2%となっています。 しかし、昭島市は100%地下水。羽村、武蔵野、国立国分寺でも 地下水依存率6〜7割と聞きます。地下水も水源となっている多摩の実態がありながら明確になっていないのが実状のようです。
生活者ネットワークは水問題を重点政策においています。これまでも身近な川の水質調査、生物調査、水みち調査、湧水や井戸調査などを継続し、東京を水循環のある都市に!と提案水循環のあるまちづくりをすすめでいます。西東京生活者ネットでも、水循環のまちづくりをすすめるため、以下のような提案をしています
・せっけんを使って水を汚さない暮らしの提案
・雨水を資源として位置づけ、地下浸透させ地下水を豊かにすること
・雨水を貯留して再利用すること
・緑地を増やして水の涵養を促進すること
そして、以下のことが実現できています。
・雨水を地下浸透させるため、道路や広場などを透水性のものにしています。
・雨水を中水として利用する雨水貯留槽施設を設置した公共施設 12施設
・エコプラザにレインバンクを設置
・小中学校の井戸のポンプ修理が昨年から実現。(保谷2小、本町小でポンプ改修済み)今年度は2校で改修予定。
今後も、貴重な水資源である井戸水を大事に使うため、今ある市内の公共施設の井戸を減らさないよう働きかけ、民間用の震災井戸の保全のために、水質調査と公表の継続も提案し続けます。 遠くのダムに頼るのでなく、わがまちの水資源を保ち、できるだけ 自前の水を循環させる仕組みが必要です!