レモン石けんから純石けんに変わる!?

市長との石けんヒヤリング

市長応接室で、石けんヒヤリングに参加した生協の方たちと生活者ネットワークメンバー
市長応接室で、石けんヒヤリングに参加した生協の方たちと生活者ネットワークメンバー
7月はしゃぼん玉月間(協同組合石けん運動連絡会)。市長からは、今年も石けんメッセージを頂いています。今日は市内で生協活動をされている市民の方たちと市長と石けんについてのヒヤリングを実施しました。
西東京市内の公共施設での石けん使用についてなどは、生活者ネットの請求により、3月の予算委員会資料として「公共施設、学校・社会教育施設の石けん・合成洗剤使用状況」が報告されています。
パルの組合員のかたは今年度された学校給食についてのご自身たちの調査活動から、学校給食の食器洗浄について質問をされました。小学校19校中2校が石けんを使っていないという調査報告。生活者ネットの大友市議が6月の一般質問でも取り上げた内容ですが、今後中学校給食が始まる前に石けんでの洗浄を徹底すべきと考えますので、改めて管轄する教育委員会への詳細確認が必要です。
多摩きた生活クラブまち委員の方からは、施設等で使われている「石けん」の詳しい成分についての質問等がありました。行政は現場への聞き取りで石けんの使用調査をしているとのことでしたが、「石けん」と「合成洗剤」の違いがわかりにくく、解釈が其々の担当者によって違うこともあり得ることがわかりました。田無庁舎は石けんを使っていることになっていますが、実態は「レモン石けん」で、石けんではないことが明らかになりました。「早急に石けんに変えましょう!」と市長は言ってくださいました。その言葉に参加者は思わず拍手!
また、保育園関係の施設では、手洗い用も食器洗い用も6、7割が合成洗剤使用、児童館・学童クラブ関係においては手洗い用も食器洗い用も9割以上の施設が石けんが使われていないことについては、改善を働きかけるよう市長は言って下さいました。そして、西東京市発行の「西東京市の環境」(市内の小学生4~6年生向け冊子)にも石けんについての記載がないことを市長みずから指摘。
水を汚さない暮らしの提案が弱いことが改めて確認されました。
議会での石けんについての質問と同時に、市民みずからが調査し、確認すること、継続的に石けん使用を提案し続けること・・地道な活動の大切さも実感しました。以下は坂口市長からのメッセージ

シャボン玉月間に寄せて
シャボン玉月間を迎え、貴会の水環境に対するこれまでの取組に対して敬意を表します。
西東京市は東京23区に隣接する生活都市です。市内には、畑地、屋敷林など武蔵野の景観が残る一方、19万5千人もの市民が暮らしています。地球規模の環境問題が取り上げられる今日、環境共生のまちを目指すには、市民一人ひとりが日常生活での環境負荷を考え、ライフスタイルを見直すことが必要です。そうした環境意識を高めるためのシンボリックな活動として、せっけん運動が益々発展していくことを祈念します。
本市としても、生分解性の高い製品の購入など、貴会の運動の趣旨に見合った取組に、可能な限り努めてまいります。