雨水(あまみず)は天水!貴重な水資源を大切にした活用と啓発を。

6月議会報告 一般質問その4 雨水(あまみず)を活用したまちづくりについて

雨は気候や風土、地域の特性はあるものの、誰にでも等しく手に入れることができる貴重な水資源です。雨水を大切にし有効に雨水を利用することが溢水対策へも繋がると考えての質問です。
1、市内の公共施設で雨水が中水としてトイレなどの水に使われていますが、どれくらいの水の節約になっているか
2、公共施設で使われている雨水を周知させ、アピールを積極的に行えないか。
3、市報やHPあるいはエコプラザを活用して、雨水利用に関する情報提供を市民に行えないか
答弁→西東京市環境基本計画の基本方針に位置づけられ、水循環の確保が体系化されている。現在、学校やすく市施設及び児童施設などにおいて雨水貯留槽を設け、トイレの洗浄水や校庭散水、ビオトープ等で雨水利用を進めている。エコアクション21の西東京市環境配慮行動指針では、省資源、リサイクル推進に水道使用量の削減が掲げられており、雨水利用は一助として考えている。公共施設の雨水貯留利用をすすめるための検討、市民への普及啓発につていも関係部署と連携を図り検討をしていく。都市型洪水対策について質問。
西東京市に50か所の溢水地域が確認されています。総合計画に基づき浸透施設や貯留施設そして雨水幹線の整備が計画的に進められている。しかしゲリラ豪雨のような時間雨量50ミリ以上の雨量への対応できるようになっていません。身近なところに、小さなダムとなる雨水貯留槽を沢山作り、雨水の流出を押さえ下水道の負荷を軽減していくことで都市型洪水に対応するという発想も同時にすすめることが必用と考えます。すでに雨水浸透升への助成は行われていますが、加えて雨水貯留槽の設置を推奨するような検討はできないのか?
答弁→雨水利用には治水、利水及び防災の面において効果があると認識している。公共施設の建て替え等では取組んでいる。自助・公助・共助が連携しながら豪雨対策を促進させる仕組みを検討したい。

西東京市の公共施設では雨水をトイレの中水として15施設が使用しています。総水量約2650t!墨田区での試算をもとに予測すると、必要な45%のトイレの水を雨水でまかなうことが可能です。けやき小学校ではビオトープの水や、中庭のくみ上げ式ポンプから出る水は雨水です!でも、意外と知られていません。知らせることを検討するとのことでした。
雨水は・・・
○まちに小さなダムを作ります。(水資源の自立をはかれます)
○都市の洪水防止につながります(雨水が一挙に下水道に流れるのを防ぎます)
○災害からまちを守ります(溜めた雨水は消火や災害遺時の生活用水に利用できます)

貴重な水資源として雨水を地下に浸透させること、溜めて活用することは進めるるべきことと考えます!

ちなみに墨田区では敷地面積が500平方メートル以上の事業においては、雨水の積極的な活用に努めるものと区の指導要綱で定められています。西東京市でも雨水利用を進めるべきルール作りも必要だと考えます。