東の玄関口・保谷駅南口地区第1種市街地再開発事業の視察

工事完了した第1街区施設建築物と開放されたペデストリアンデッキ

電柱と植栽帯の間の狭い歩道、これでは安全に歩行できません!
電柱と植栽帯の間の狭い歩道、これでは安全に歩行できません!
空が透きとおる秋晴れの中、10時から保谷駅南口地区第一種市街地再開発事業・第1街区施設建築物の見学と駅と1街区ビルを結ぶペデストリアンデッキの視察に参加しました。
この地区の駅の南側を東西に走る都道233号線は、幅員約7メートルの道路で、歩道と車道との分離がされていないため、従前から歩行者の安全が確保しにくい状況が課題でした。1996年に市施行の再開発を実施することになり、2000年12月に都市計画決定、2004年6月に公益施設導入等の一部計画の変更、2004年10月に事業計画の認可を取得し、具体的な取り組みも開始しました。2006年1月からは権利変換計画の認可取得を経て、関係権利者の方々と補償協議を進めてきました。そして、2街区ビル(ステア)は2008年6月に、1街区ビル(ソレイユ保谷)は2010年10月に完成し、数店舗の営業が開始し、12月からは入居も始まるというなかでの視察となりました。
現在は交通広場は交番も建設中で整備中、ペデストリアンデッキ工事は1街区と2街区がつながり完成間近。
しかし・・・保谷新道233号線から1街区のソレイユ保谷の建物の西側端からデッキに上る階段はありません。ソレイユ保谷と隣建物の境界植樹帯横の歩道には電柱もあり極端に狭くなっています。これでは車いすもベビーカーも自転車さえも車道にはみ出さないと通行できません。
店舗のあるビルも今日の説明では10時から22時の時間帯でないと入れず、朝の通勤時間帯には入れません。どれだけの安全性が確保、拡充できるのか・・・
住居部分10階のモデルルームも中に入って見せていただきました。東方面にはスカイツリー、西方面には富士山も見えます。ベランダは透明感のある柵になっているので最高の見晴らしを楽しめます。(私にはとても怖かったのですが)
店舗は営業開始しているのは7店舗で、3店舗未決定、住居は残りは10件(53件中)との報告でした。
再開発前の、防災上の危険は改善されていますが、道路交通に関しては課題が残ったまま、再開発会計も最終的にはどのようになるのか等々、ようやくここまで進みましたが、まだまだ注視すべき事項多し!2012年3月完了予定です。