6月の議会報告(板垣洋子)

地域防災計画の改正について

1. 地域防災計画は、今年度地域防災計画の改正が行われます。3点質問しました。
①災害弱者への非難支援体制の整備について答弁: 東京都の地域防災計画が5月に修正・改定されている。これを受けて西東京市は、来年3月を目途に見直す作業に入っている。要支援者については、所管する部署と連携し、具体的な計画を立案していく考え。

②地域防災計画に明記してある(仮)ボランティア総合センターの設置について

答弁:関係部署と協議、調整しながら実現に向けての検討をしたい。

③市内の震災井戸の現状、維持管理、および市民への周知については、

答弁:震災井戸は公共施設に18箇所を含め199箇所ある。実態調査をおこない、計画の中で位置づけたい。また、分かりやすい表示にも努めたい。

地域包括支援センターについて

 地域包括支援センターが市内8箇所に設置されて1年。収集された地域の福祉情報の活用について、また、地域資源のネットワーク、災害時の対応などについて質問しました。
関連して、コムスンの不正申請による市民への影響について質問しました。

答弁:コムスンからのサービス利用者は96人(4月現在)。介護保険連絡会などを通じて適切な対応を図る。
地域包括支援センターで収集した地域資源・社会資源の情報は、日常の相談業務のなかで活用している。情報の共有や、ささえあいネットワークのネットワークづくりも検討する、とのこと。
地域包括支援センターは、防災時の役割も大きいと認識している。災害時の緊急対応についても、どのような仕組みづくりができるか調査・検討を進めたい。

上向台小学校

上向台小学校は、想定外の児童増で、校舎内に教室増築、また隣地を借りて図工室・学童増築、それでも2年後には教室不足は避けられず、今年度新校舎建設の実施設計が立てられます。止むを得ない状況とはいえ、どのような安全対策がとられているのか、また、現状やこれからのことについての保護者への説明がどのようになっているのかについて質問答弁:適時学校並びに保護者への情報提供を行っている、また今後も保護者にも情報の提供に努めたい。緊急時の対応も設計に反映している。

ちなみに、文部科学省の小学校設置基準では、児童721人以上では運動場面積7200平方メートルとなっています。現在児童は760人、校庭は5000平方メートル。6月に行われた運動会では、校庭全体に元気な声が響き、活気があります。でも校庭に児童全員が集まり体操をすると、手と手が触れてしまう状況でした

石川島播磨重工場跡地の開発について

石川島播磨重工場跡地の開発については、現状と今後への対応について質問しました。
①周辺道路の整備状況と、また、周辺住民の生活環境への影響などの対応について 答弁:6月に報告が予定されていた土壌汚染調査は、調査箇所を拡大して実施しているため遅れている。鈴木街道、向台中央通り、他の道路についても問題点の把握、拡幅改良ができるかの調査などを実施中。地域住民からの意見などは事業者に伝えている。開発の協議を行っていく段階で、周辺住民の住環境に配慮した開発などの協議を行っていきたい。

②開発後に予想される人口増に対して保育所、学童、学校などどのような対策がすすめられているかについて

答弁:通学路の安全対策は指導していく予定。民間での保育所整備について開発業者へ申し入れている。今後は開発業者と情報交換を行う中で対応をしていく。

(なお、土壌汚染調査の報告は7月末ごろに行われる予定です。)

学校図書館の拡充

市内2校に一人配置されている学校図書館専門員と司書教諭の連携で、学校図書館の充実は図られているのか質問しました。答弁:司書教諭は読書活動を推進するための管理運営の役割、学校図書館専門員は常時学校図書館で執務し実務を行っている。他市に比し低い水準ではなく現行を維持したい。

読書活動は、子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことができないもの。様々な情報メディアの発達と普及がどんどん進み、子どもたちの周りでは、物質的な豊かさと内面的な豊かさが逆行しているような状況がうかがえます。だからこそ、読書活動を社会全体で推進していくことがとても重要なことだと強く思えます。
今後も図書館については、私自身のテーマとしても調査をしていきます!

 

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